重曹の活用法(食品編)

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重曹とは

重曹は、炭酸水素ナトリウム(重炭酸ナトリウム)の白い粉末で食品添加物の「ふくらし粉」として使われる成分です。
ふくらし粉としての性質があるだけでなく、山菜のあく抜きや、食材を柔らかくするという性質も持っています。

重曹とベーキングパウダーの違い

ベーキングパウダーは重曹に、複数の酒石酸や、クエン酸といった酸性剤と、コーンスターチ、小麦粉といった分散剤を混ぜたものです。

お菓子を作る際に、色調の強い焼き上げ方をしたければ重曹を使い、生地をふっくらとしたければ、ベーキングパウダーを使います。

料理の材料の中に卵、小麦粉、牛乳といった酸性の元になるものがあればベーキングパウダーは必要なく、重曹を入れれば良いです。

重曹はどら焼き用、ベーキングパウダーはバターケーキ、まんじゅうの皮を作るときと、それぞれ使い分けをしてください。

ホットケーキを膨らませる

「重曹」は「ベーキングソーダ」とも呼ばれており、食用として安全性が保障されているアルカリ性の物質の一つです。※食品添加物の重曹を使ってください。

食材を膨張させる物質ですと、パン作りの際に入れるベーキングパウダーが有名ですが、酸の食材と重曹を混ぜ合わせれば、ベーキングパウダーを使用しなくても十分膨らみます。


酸性の食材とは、小麦粉や牛乳、バター、卵、はちみつなどです。ホットケーキを作るにはちょうど良いですね。
ただし、入れ過ぎると苦味が出ますので注意が必要です。

お肉を柔らかくする

肉を軟らかくしたい時も「重曹」を使用することができます。※食品添加物の重曹を使ってください。

重曹が食材に含まれているタンパク質を分解し、水を染み込みやすくすることで、軟らかくなるのです。

【お肉を柔らかくする手順】
1.厚めのお肉であればフォークなどでほぐして下さい。
2.ビニール袋にお肉を入れ、重曹水と混ぜあわせます。
3.冷蔵庫に入れて寝かせます。(一晩程度)
4.翌日調理してみてください。

エビフライにも

エビフライを作るときにも下ごしらえの段階で、重曹は使われています。

ボウルにカップ2杯半の水と塩大さじ半分、重曹大さじ弱を混ぜ、20~30分浸し水気を取ります。

こうしておくと、エビのプリッとした食感が得られます。

野菜や果物の農薬やワックスを除去します

アルカリ性の性質を利用して、重曹水で野菜や果物を洗うことで、農薬やワックスを除去することができます。

【野菜や果物の農薬・ワックス除去手順】
1.ボールに水を入れ、小さじ1~2杯の重曹を入れます。
2.作った重曹水に20〜30秒漬けて洗い流します。


※漬けすぎると、野菜や果物のビタミンが流れ出てしまうので注意してください。

山菜のあく抜きに

わらび等の山菜のあくぬきには重曹が役に立ちます。

ただし重曹を入れすぎると、ドロドロになってしまうので、分量には注意が必要です。

その他の山菜では、たけのこのあく抜きにも使えます。

たけのこの場合は、皮をむいてから鍋に入れ、水1リットルに小さじ1杯の割合で重曹を入れて5~10分煮込み、冷めるまで置いておきます。冷めたら冷や水に入れ、2~3回繰り返します。

黒豆を柔らかくする

おせち料理に出てくる黒豆を煮る際に、砂糖や塩と一緒に重曹を入れておくと、完成した時に、豆が柔らかくなります。

重曹利用時の注意点

食用(食品添加物)の重曹は食しても問題ありませんが、塩分の摂取と同等と考え摂取量には気をつける必要があります。

過剰摂取には気をつけてください。

店長コラム