サプリメント,食品添加物通販のマルゴ店長コラム
酸味料やpH調整剤、酢酸ナトリウム(無水)
製品について
酢酸ナトリウムの主な用途
【食品添加物】
酢酸ナトリウムは、酸味料としてポテトチップスやスナック菓子などに使用され、食品に軽い酸味を与えます。また、保存料としても使用され、食品のpHを調整して微生物の繁殖を抑え、保存期間を延ばす効果があります。これにより、食品の風味や品質を保つことができます。
【pH調整剤】
酢酸ナトリウムは、食品や工業製品のpHを安定させるために使用されます。pHを調整することで、食品の保存性を向上させ、適切な味や食感を保つことができます。
【熱パックやカイロ】
酢酸ナトリウムは、過冷却現象を利用した使い捨ての熱パック(ハンドウォーマーやカイロ)でもよく使用されます。液体の酢酸ナトリウムが結晶化する際に熱を発生するため、瞬時に温かくなります。これにより、寒い環境でも体を温める製品として使われます。
【工業用途】
工業分野では、酢酸ナトリウムはテキスタイル加工や染色工程、レザートリートメントにおいても使用されます。また、水の硬度を調整する目的や、化学合成の中間体として利用されることもあります。
酢酸ナトリウムの具体的な使用例
【スナック菓子】
ポテトチップスやスナック菓子の風味付けとして、酢酸ナトリウムは酸味料として使用されます。軽い酸味を加えることで、味わいが引き立ちます。
【調味料や保存食品】
酢酸ナトリウムは、酸味や保存性を高めるため、ピクルスやソース、ドレッシングなどの調味料や保存食品にも使用されることがあります。
【カイロや熱パック】
酢酸ナトリウムの結晶化の特性を利用した、使い捨てカイロや熱パックにも広く使われています。使用時に液体が固体に変化し、その際に熱を放出する仕組みです。
食品添加物としての摂取量
・酢酸ナトリウムは、酸味料やpH調整剤として多くの加工食品に使用されています。例えば、ポテトチップス、ピクルス、調味料などで使用されます。食品に添加される酢酸ナトリウムの量は、微量であり、日常的に摂取している範囲では安全です。
・世界保健機関(WHO)やアメリカ食品医薬品局(FDA)では、酢酸ナトリウムを含むナトリウム化合物を一般的に安全(GRAS:Generally Recognized As Safe)な食品添加物として認めています。
ナトリウム摂取量のガイドライン
・酢酸ナトリウムは、ナトリウムを含むため、ナトリウムの摂取量が重要なポイントとなります。ナトリウムの過剰摂取は、高血圧や心血管疾患のリスクを高める可能性があるため、総ナトリウムの摂取量を管理することが推奨されます。
【WHOの推奨】
成人の場合、1日あたりのナトリウム摂取量は2,000mg以下が推奨されています。これは食塩に換算すると約5g(小さじ1杯弱)に相当します。
【日本の厚生労働省】
成人のナトリウム摂取目標量は、男性で7.5g(食塩相当量)、女性で6.5gとされています。このガイドラインを参考に、ナトリウムの摂取量を管理することが重要です。
酢酸ナトリウムを含む食品の注意点
加工食品には、酢酸ナトリウムを含むナトリウム化合物が多く使用されています。日常的に摂取する以下の食品には、ナトリウムの過剰摂取を引き起こす可能性があるため注意が必要です。
・スナック菓子(ポテトチップスなど)
・調味料(ケチャップ、マヨネーズ、ドレッシング)
・加工食品(ピクルス、ソーセージ、ハム)
これらの食品を頻繁に摂取すると、総ナトリウムの摂取量が増加する可能性があるため、バランスの取れた食事を心がけ、加工食品の摂取量をコントロールすることが推奨されます。
ナトリウム過剰摂取のリスク
・酢酸ナトリウムそのものは、食品添加物として一般的に安全とされていますが、ナトリウムの摂取量を適切に管理することが重要です。以下の点に注意しましょう。
【加工食品の摂取を減らす】
加工食品にはナトリウムが多く含まれていることが多いため、できるだけ自然食品や自炊の食事を取り入れ、ナトリウムの摂取量をコントロールしましょう。
【食品ラベルを確認する】
ナトリウム量が表示されている食品ラベルを確認し、ナトリウム量が少ないものを選ぶように心がけましょう。
酢酸ナトリウムは、食品添加物として適量使用されている範囲では安全ですが、ナトリウムを含むため、ナトリウムの総摂取量を管理することが重要です。加工食品やスナック菓子などを多く摂取する際には、ナトリウムの過剰摂取に注意し、バランスの取れた食事を心がけましょう。適切な範囲での摂取であれば、健康に害はありません。