サプリメント,食品添加物通販のマルゴ店長コラム
クエン酸を中和するクエン酸三ナトリウム
製品について
主な特徴と用途
【緩衝剤・pH調整剤】
クエン酸三ナトリウムは、食品や飲料、医薬品などの製品においてpHバランスを安定させるための緩衝剤として利用されます。これにより、製品の品質や安全性が向上します
【防腐効果・酸化防止】
一部の食品や化粧品では、防腐剤や酸化防止剤としての役割も担っています。これにより、食品の劣化を遅らせ、保存期間を延ばす効果があります
【医療用途】
血液透析液や一部の薬剤で利用されるほか、体内の酸塩基平衡を調整する目的で用いられることもあります
【工業用途】
水処理、洗剤、クリーニング製品など、工業分野でも幅広く活用されています
食品添加物としての利用と安全性
【使用基準に基づく使用】
各国の食品安全基準(例えば日本、EU、米国など)により、クエン酸三ナトリウムの使用量や濃度は厳しく規定されています。通常の食品加工で使用される量は、これらの基準内に収まるため、通常の食事から摂取する分には健康上問題になることはほとんどありません
【ADI(許容一日摂取量)について】
国際的な評価機関(例:JECFA)では、クエン酸三ナトリウムは低毒性と判断され、「ADI(許容一日摂取量)は特に設定されていない(ADI not specified)」とされており、通常の使用量であれば安全とされています
ナトリウム摂取との関係
【ナトリウムの負荷】
クエン酸三ナトリウムはナトリウムを含むため、食品中に添加される場合、総ナトリウム摂取量に寄与します
高血圧や心血管系の疾患がある方、または食塩摂取量に注意している方は、全体のナトリウム摂取量を管理する観点から、クエン酸三ナトリウムが含まれる食品の摂取量にも注意することが望ましいです
サプリメントや医療用途での使用
【医療目的での使用】
クエン酸三ナトリウムは、血液透析液の成分や尿路結石の予防・治療など、特定の医療用途で使用される場合、医師の指示に基づいた用量が決められています
このような場合は、自己判断で大量に摂取せず、必ず医療専門家の指導を仰ぐことが大切です
【サプリメントとしての使用】
サプリメントでの利用の場合も、一般の食品添加物としての使用量とは異なり、個々の目的や体調に応じた用量が設定されることがあります
その際も、過剰な摂取はナトリウムの過剰摂取につながる恐れがあるため、適切な量を守ることが重要です