サプリメント,食品添加物通販のマルゴ店長コラム
天然由来のアミノ酸、L-グルタミン酸ナトリウム
製品について
L-グルタミン酸ナトリウムの特徴
【うま味調味料】
L-グルタミン酸ナトリウムは、うま味(5つの基本味の1つ)の代表的な成分です。昆布やチーズ、トマト、肉などの食品に自然に含まれるグルタミン酸が持つ味覚特性を高めるため、料理に加えると風味が豊かになります。
料理に加えると、他の味を引き立て、自然なコクや深みが増します。
【天然由来の成分】
L-グルタミン酸ナトリウムは、グルタミン酸というアミノ酸を発酵技術などで生成し、ナトリウムと結合させたものです。元々、昆布だしやトマトなどに含まれる成分で、食品中での使用においても安全性が高いとされています。
【食品添加物としての用途】
主に加工食品に添加され、インスタント食品、冷凍食品、スナック菓子、ソース、調味料などで使用されます。うま味を加えることで、食品の味わいを改善し、より魅力的な風味を引き出します。
【使用量が少なくて済む】
L-グルタミン酸ナトリウムは、少量で効果的に旨味を引き出すため、料理や食品にごくわずかの量を加えるだけで十分な風味を得ることができます。
L-グルタミン酸ナトリウムの健康への影響
【安全性】
世界保健機関(WHO)やアメリカ食品医薬品局(FDA)によって、L-グルタミン酸ナトリウムは、一般的に安全な食品添加物として認められています。適量の範囲であれば、健康に悪影響を及ぼすことはないとされています。
【MSG症候群(チャイニーズレストランシンドローム)】
一部の人が大量に摂取すると、頭痛やしびれ感、吐き気などの症状を感じることがあるとされていますが、これは「MSG症候群」または「チャイニーズレストランシンドローム」と呼ばれる現象です。ただし、科学的根拠は不明瞭であり、多くの研究では、一般的な量での摂取が健康に悪影響を与えるという結論には至っていません。
敏感な人や体質的に合わない人は、MSGを避けることが推奨されます。
【ナトリウムの摂取に注意】
MSGはナトリウムを含むため、塩分制限が必要な方は注意が必要です。L-グルタミン酸ナトリウム自体は塩味が弱いため、塩分摂取量が気になる場合は、他の調味料とのバランスを考慮して使用しましょう。
L-グルタミン酸ナトリウムを含む食品
L-グルタミン酸ナトリウムは、以下のような加工食品で広く使用されています。
インスタントラーメンやスープの素
冷凍食品(餃子、ピザなど)
スナック菓子
ソースやドレッシング、調味料
調理済み惣菜やレトルト食品
また、自然の形では、以下の食品に多く含まれています。
昆布、しいたけ、かつお節などの出汁成分
トマトやチーズなどの発酵食品
肉類や魚介類
MSGの一般的な使用量
L-グルタミン酸ナトリウム(MSG、モノソディウムグルタメート)の摂取量については、世界保健機関(WHO)や国連食糧農業機関(FAO)によって、「安全な1日の許容摂取量(ADI)」は設定されていません。これは、通常の食品に含まれる量では、健康へのリスクが低いとされているためです。
ただし、いくつかのポイントを踏まえて適切な量を守ることが推奨されます。
【食品添加物として】
MSGは、食品の風味を引き立てるため、通常、食品に対して0.1%〜0.8%程度の割合で使用されます。料理での使用量は、1食あたり約1〜2g程度が一般的です。
【市販の加工食品】
加工食品には、すでにMSGが添加されていることが多いです。スナック菓子、インスタントラーメン、冷凍食品などには、約0.1〜1g/100g程度のMSGが含まれていることがあります。
過剰摂取に関する注意
MSG自体は適量であれば安全とされていますが、過剰に摂取すると一部の人にとって不快感を引き起こす可能性があります。
【MSG症候群】
大量に摂取した場合、頭痛、しびれ感、発汗、めまいなどの症状を訴えることがあります。これを「MSG症候群」や「チャイニーズレストランシンドローム」と呼ぶことがありますが、科学的な証拠は十分ではありません。ただし、敏感な人は注意が必要です
【ナトリウムの摂取量】
MSGはナトリウムを含んでいるため、塩分摂取を控える必要がある場合には、過剰な使用に注意が必要です。高血圧や心血管疾患のリスクがある人は、ナトリウム摂取量を全体的に抑えるべきです。
適切な摂取量の目安
1日の適切な摂取量としては、1〜5g程度が一般的であり、これ以上の摂取は避けることが望ましいです。
【日常の料理での使用】
自宅でMSGを調味料として使用する場合は、1回あたり1〜2gを目安にし、他の塩分とバランスを取ることが大切です。
食品からの摂取
MSGは、多くの食品に含まれていますが、特に自然な形でグルタミン酸を含む食品(例:昆布、トマト、チーズなど)でも、自然な旨味成分として摂取されています。これらの食品をバランスよく摂取することで、MSGを過剰に加える必要はありません。
L-グルタミン酸ナトリウムの摂取量は、1日あたり1〜5gが目安とされており、食品や料理に使う際は少量で十分な効果が得られます。適量を守れば健康への悪影響は少ないとされていますが、過剰摂取は避け、ナトリウムの摂取量にも注意を払いましょう。